第7回:麺処 三四郎 (神田小川町)
食べた〜い!度数★★★☆☆物産展 |
海老名にある名店「中村屋」が 東京、神田小川町に進出してきた。 なんと僕の活動圏のど真ん中だ。 中村屋の若き店主はラーメン界の天才児とか貴公子とか いろんなコピーでラーメン誌やテレビなどに紹介されているので ご覧になった方も多いかも。 天空落としと呼ばれる麺の湯切りのパフォーマンスなど、 様々な伝説(?)に彩られたお店だが、 僕は池袋西武デパートの物産展に出店した際に 一度だけ食したことがあるだけで、 お店を訪れてオリジナルを食したことはまだない。 正直なところ、 西武の物産展で食べたラーメンは おいしいけどふつ〜のラーメンでした。 |
料理か? | さてさて、中村屋の本格的東京進出店「麺処 三四郎」は しょうゆ味の「むらさき」、塩味の「うしお」、 カレー味の「まさら」の三種類。 初入店の時は、しおとしょうゆでさんざん迷った末に 「むらさき」を注文。 店員さんがたは白衣にコック帽をかぶっていて、 全然ラーメン屋さんっぽくない。 Tシャツにタオル巻きで、 汗だくになりながら麺をゆでるという B級イメージからはちょっと離れた“お料理”ラーメンらしい。 出されたラーメンは透明な醤油スープ。ほんのりショウガの香り。 う〜ん、期待十分! |
醤油? | うん、おいしいです。 ただ、このスープ、だしが前面に出ず、 醤油の香 りが前面に出ている。 なんでも 静岡の天野醤油なる醤油を使用したものらしいのだけど、 すすっているうちにいささかしょっぱさが気になり始めてくる。 トッピングのネギ、細切りメンマ、ほうれん草、 チャーシューなどどれもバランスはとてもよく、 非常においしいのだけど、 食べ終わってみると醤油の印象ばかり残ってしまった。 |
安定感 |
![]() 後日「うしお」も食べに行ってきました。 こちらはすっきり透明スープ にワンタンも浮かんでます。 このワンタンがまた絶品なこと! スープ との相性もばっちり。 だけど、このしおラーメンのスープも だしの芳醇な香りみたいなものは、 あいまいにぼかされていて、 どちらかというと“しお”の風味が前面に出ている。 なんだか不思議なラーメンです。 おいしいのはおいしいですが、 「むらさき」・・・770円、 「うしお」・・・780円 とまあこれだけコストをかければそれなりのものが出てくるよな〜 とも思ってしまいました。 同じラーメンが 500円とかで出てきたら 本当にビックリしたと思う。 お値段相応ということで、冒険せずに 確実においしいラーメンを食べた い方にはオススメ。 |
(続きます)