食べた〜い!度数★★★★★
完成度 | つけ麺が有名な二代目つじ田。 僕はつけ麺も大好きで、つけ麺がメインの店にもよく行くが、 ここのつけ麺の完成度はその中でも群を抜いている。 まずは麺の3分の1をそのまま食べ、 それから全体にトッピングのすだちを振りかける。 それだけで違う食べ物のように風味が変わり、 さらに3分の1を食する。 残りの3分の1には備え付けの黒七味を振って頂く。 残ったつけだれはスープ割りをして頂くが、 このスープがまた素晴らしいのだ。 次はこのスープをもっと味わうために絶対にラーメンを頼む ぞ! と思って店を後にする。 しかし、次に店にはいると、 なぜかまたつけ麺を注文してしまうのだ。 しかし、とうとう自分の慣習を破りましたぞ! 注文しました、ラーメン。 |
ドイツ風? |
動物系(トンコツ、鶏ガラ)と魚介系のだしを併せた、 いわゆるダブルスープはいささかどろりとした舌触りだが、 ほんとうにどろどろしてるわけではない。 そして口に含むと まず最初に動物系の重みのある風味がずっしりきて、 やがてその周りから 魚介系のだしの風味がふんわりと被さってくる感じ。 う〜ん、こういうたとえはいいのか悪いのか・・・。 カラヤンとか朝比奈隆などでみられる、 オーケストラを構築する時にまずベースから固めていくような、 古き良きドイツ風の重厚な響きのイメージ。 で、ヴァイオリンなどの弦楽器をその上に配置していく。 この両者が上手く融合し、 分離しないで聞かせる手腕が問われるのだ が、 これはまさにつじ田のラーメンにも当てはまる。 いやいや素晴らしいです。 麺は中太ストレートで、つけ麺と同じ仕様。 僕好みのちょい硬めなゆでかたも良いが、 スープのからみが非常によい。よく考えられてます。 世のラーメン通(マニア)みたいに、 しょっちゅうラーメン屋に行けるわけでは ないので、 ラーメンとの出会いにとても心を砕く昨今 (しかも首を傾げることの多い昨今)。 こういう幸せな気分にさせてくれるラーメンとの出会いが、 日々の活力になってます。 (続く) |